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長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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頭文字Dが中国で大ヒット中とのニュースを知る。香港映画であるが、実写版ということで、ロケ地は日本、舞台は群馬、主人公はとうふ屋の藤原拓海、だが、その役を演じるのは台湾人で、しゃべる言語は広東語、ヒロインなつきだけが日本人の俳優で鈴木杏。この映画が今、興行収入でスターウォーズを大きく上回っているという。日本では9月公開らしいが、果たして逆輸入されて売れるのかどうか興味深い。
この左端は恐らくイツキ、その隣は藤原文太役であろう。顔も、醸し出す雰囲気も、どうも不思議な感覚だ。イツキの表情なんかいかにも憎めない香港映画キャラである。高橋涼介みたいに滑稽なほどクールな役柄はどうするのか。おそらくは日本人に馴染みのある世界観よりもずっとストレートに熱い感情表現がなされるのではないか。「アジア最高スタッフ」による華流な映像に私達はどう反応するのだろう。
頭文字Dに由来する自社製品をひたすら営業していたのは、丁度5年前の今頃だった。8月は1日も休まず店頭デモに走り回った。バグが取れずに何度もGMを焼き直したり、ユーザの自宅まで出張サポートに出向いたり、自社サイトのBBSで釈明を試みたものの荒れまくるので閉鎖したり、とトラブルだらけだったが、ソフトの企画としては抜群に優れていたと思う。今もってオススメの一品。未だ触っていない人には是非試してもらいたい。
# by phasegawa | 2005-07-12 22:42 | issue

52'05"

気温24℃、往路26'32"、復路25'33"。今年はほぼ週一のペースで佃島まで12km弱のコースを走ってきていたが、先週はその機会が無かった。2週間の間隔が空くと、体調が良くなるのか悪くなるのかに興味があったのだが、まあまあのタイムということで、結局よくわからない。朝起きてすぐで、それほど気温が高くないのが楽であったのだが、後半に力を出し切れなかった気がするのは空腹のせいだったかも知れない。
今日見かけたのは、河端の遊歩道に蠢くミミズと蟹であった。昨夜の雨で勘違いして這い出てきてしまったのか、本当に小さな蟹達が横歩きしているのである。気をつけていないとつい踏みつけてしまいそうになるので、自然と注意深く路面に目を遣りながらの走りとなる。
もう一つの発見。浅草橋駅前の「人形の秀月」ビルの1Fが不動産屋になっていた。昨年に民事再生法を申請した同社だったが、人形の久月と並んでショールームは続けていたものの、遂にビルの構えが一新となった。母親が生きていた頃、壊れた古い雛壇を買い換えるためだけにわざわざこの店まで上京して来たこともあったものだが、、それにしても負債335億円ってことは随分昔から不動産屋だったのね。
# by phasegawa | 2005-07-10 14:12 | run

ナマ永守に会う

毎日起業家クラブ総会という場にて日本電産の永守社長が講演するというので1時間、話を聞きに行く。大方の内容は過去に何かで読んでいたではあった。以下、要旨。

第一に、会社の基礎においては、安易な道を選ばずに敢えて困難にぶつかり、下積みの過程も厭うべきでないこと。基礎がしっかりしていないと、会社の雪だるま理論は成り立たない。京都の一流料亭で修行するには、どんな一流の料理人も最初は下足番から始まる。靴を預かる際に番号札は使わない。客は帰り際に料理の感想をこぼすもの。客の顔を覚えられない者、客の感想を聞きだせない者はクビになる。1年以上は下足番を勤め上げた上で漸く次に皿洗いになれる。二流を選ぶならば、こんな苦労はない。

第二に、経営者が率先しないでどうすんだということ。100人いる人間をマッチにたとえると、3本程度は常に燃え続けている、80本は火をつければ燃える、残りの17本は湿気っているのでどうやっても燃えない。世の中に平均3%程度しかいない人間を採用するのは無理。自分が燃えて周りに火をつけるしかない。社長が自社の社員の質について愚痴を言う会社はつぶれる。

第三に、人の能力は学歴や学校の成績とは無関係であること。やる気があるかないかで人の力は100倍の差がつく。頭のいい奴ほど、すぐに先を読んで、「できません」、「無理です」と言う。頭がいいので、できないことを上手に証明してみせる。が、そういう存在が会社の成長を阻害する。日本電産では、「できない」と言う奴に、「できる」「できる」「できる」「できる」・・・とヘトヘトになるまで何百回も言わせ、「どうだ、少しはできそうな気がしてきたか?」と畳み掛けた。一見無謀なことでもあきらめずに挑み続けてきた人間が、優れた研究成果を出したり、今日幹部として会社を牽引している。

60歳を超えていても、想像通りのエネルギッシュな人。変わらぬ信念を聞かされ、元気を分けてもらう。
# by phasegawa | 2005-07-07 06:50 | diary

Mさん慰労会

経理と申告業務について、当社設立以来の顧問として大変にお世話になってきた、会計事務所の女性、Mさんが交代となり、Sさん幹事の伊料理店でささやかな慰労会をさせてもらう。今まであまり話をさせていただく機会はなかったのだが、率直なところ、長く一緒に机を並べてきた方がこれほど濃い人生を送ってこられたという事実に最後に唖然とさせられた。だって、経理職人の人といったら、普通、両親やご主人も経理屋だったりとか、学生時代はダブルスクールだったりとか、そういう堅い人をイメージするではないか。Mさんの口から語られた回顧談に登場したワードを拾ってみると、「ヒッピー、コミューン、運転手、峠の茶屋、お見合い会、COBOL言語、中国人。。」これだけでは何のことやらわからないかも知れないが、なにしろ仕事の話、男女の話、家庭の話が、とてもここには書けるものではないほどにスケールが大きく自由奔放なのである。つくづく人はわからないものだと思い知らされる。「奔放」と言っても、渡辺淳一の愛ルケには首を傾げるらしい。これは私とおんなじ。「自由」と言っても、6月はほぼ休日なし、睡眠は5時間弱、毎朝5時に起きて犬の散歩をさせてから7時に出社し、仕事の前に税理士の勉強を続けているという。こんな真似は私には絶対にできない。ただ脱帽。趣味の映画について、自分より詳しい人に出会ったのは当社のNさんだけ、とのこと。Mさんの一押しは「ブルースブラザーズ」だそうで、私は観てないのでそのうち観よう。私も聞かれて「我が道を往く」と答える。歌の多い陽気な米映画ということなら共通か。会計の仕事とは、所詮ひたすら計算を重ねて数字を出すこととも言えるのだろうけれど、その数字は生々しい人の営みの結果でもある。だが、その原因と結果は別物のように扱われることも多い。数字の操作だけで見栄えをよくするトリックも最近の流行だし。が、Mさんは両方の世界を深く経験している。難解な数字を操るプロフェッショナルでありながら、一方で、映画や音楽や美術をこよなく愛し、波乱万丈な人生をマイペースに歩む生き方というのはなんだかとてもカッコいいなあと思ってしまった。そんなMさんに、当社の事業内容を魅力的と言ってもらえたのはお世辞でも嬉しかった。文句なしに美しい決算書を仕上げることで恩返しをしなくては。
# by phasegawa | 2005-07-05 23:24 | diary

社員研修旅行

観光バスで4台、総勢170名あまりで水上温泉へ。予算300万円のイベント。いきなりその場で聞かされた研修テーマだったが、わずか5年後にグループ社員があと3,000人以上増えるという相当強引な仮定にも関わらず、13チームそれぞれに真剣に夢のあるプレゼンテーションを行っていた。ファッションの話題をメインに歌にダンスにコントに寸劇に、各人の特技を活かしつつ工夫を凝らした発表は感動モノですらあった。私はと言えば、言われた通りに集合場所に赴いただけで、研修地の選定にもテーマの考案にも場の盛り上げにもまったく貢献していない。エラそうに採点する審査員役をやるだけであり、何日も前からあれやこれやと下準備に関わった人達にはまったく頭が下がる思いがしたものである。

と思いきや、やはり世の中甘くはなかった。大広間で始まった宴会、山里の温泉宿をのんびり満喫しようとしていた私の思惑は、前菜に箸をつけたあたりであえなく強制終了させられる。悪夢のようなビール三昧の狂宴となり、あっけなく、あられもなく酔いつぶれた。誰かが宴会後に部屋に戻って1万円分ビールを飲んだと豪語していたが、私は部屋の冷蔵庫には手を触れる暇もなく記憶を飛ばして、早々に(9時頃?)ぶっ倒れていた。飲み放題コースを有効利用したとも言えるかも。1年に何度もないのだが、酒で挑発されて自制心をなくしてしまうのは我が欠点である。今回の被害はメガネの破損だけで済んだが、たかだか酒のせいで、いつか取り返しのつかないことをしてしまう気もしている。好きで酔っ払っているのだから、はずみで自分が死んじゃうのは自業自得と思うのだけれど、迷惑行為だけはいい加減慎みたいものだ。
# by phasegawa | 2005-07-03 22:24 | business