長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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<   2005年 02月 ( 10 )   > この月の画像一覧

55'19"

気温3℃、佃島コースは往路28'38"、復路26'41"。3週連続でタイムが落ちている。箱根の山登りで鍛えた筋肉が贅肉に変化したか。今日は身体が重く感じた。ラグビーの日本選手権決勝、チームカラーが緑同士の一戦は、NECがトヨタに再々逆転の17対13で勝った。グラウンドコンディションは良いのに、なかなか点が入らない。どちらもディフェンスが堅く、息詰まる攻防の好ゲームだった。NECが昨秋MS杯で神戸製鋼に大敗を喫した経験から学んだのが「接点での激しさ」だったという。構成員の1人1人が対外的な接点において強いことこそが強い組織の条件であるのは当然の話と思う。今シーズンはこれにておしまい。
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by phasegawa | 2005-02-28 00:53 | run

JTの希望退職

1週間以上経過しただが、JTの希望退職募集に計画を65%上回り、従業員数の35%にあたる5,796人が応募したそうである。率直なところ、社員の3人に1人が減ってもまわる会社であるからには、よほどラクな仕事だったのだろうと思わずにはいられない。希望退職に伴う特別損失が2,060億円、退職後のコスト削減効果が年間550億円、と発表しているので、各々割り算すると、退職者の平均給与は9,489千円で、平均割増退職金は35,542千円ということになる。ん~、いい会社だ。

昨年末に風邪をひいて以来私は煙草をやめているが、それはさておきJTも脱煙草屋を宣言し、医薬、食品を新たな事業ミッションに加え、環境問題や社会貢献活動にも取り組むブランディングカンパニーを目指しているようだ。希望退職大幅増により短期的には業績は下方修正だが、長い目でみると、ブランディングがますます強化されて、よかったよかった、ということになるのだろうか。よくわからないけど。

退職と言えば、外資金融で働く妻によれば、社員の首切りはやはり日常茶飯事らしい。ある日唐突に、「○○さん、ちょっと・・・」と別室に呼ばれ、「これだけの条件を出すから、ここにサインして30分以内に荷物まとめて出て行ってください。残りの荷物は後で自宅に送ります。サインしない場合は、もっと条件が悪くなるでしょう。」というシーンになるそうだ。あまりにも日常的なので、解雇を告げる方も受ける方も実にサバサバしたものだとか。私が働いてきた日本企業でも減給・降格、まれに解雇もあるが、さすがに日常的とは言いがたい。どちらのカルチャーも一長一短であるが、どんな会社に勤めようが、いまどき会社に一生ぶらさがっていようと思って本当にぶらさがり続けていられるのは、よほどのブランディングカンパニーでないと難しいのではないか。

私は、勤め先に不満があったり、上司よりも自分の方ができると思ったら、さっさと辞めたらいいという考えであり、辞める選択を真剣に検討せずに不満を同僚との愚痴や陰口で解消しようとするのが一番嫌いだ。憂さ晴らしのエネルギーがあるなら、新天地を見つけることに集中するか、現状を自分の力で変える努力を試みたい。

ただ、個人で会社と交渉するには、意気込みだけでは空回りしかねなくて、ある程度の器用さやしたたかさも求められる。外資で首にされる場合、解雇は覆らなくとも、訴訟をおこした方が退職金が上がる場合が多いらしい。外国人社員はすぐに会社を相手取って訴訟をおこすが、日本人は物解りがよく、訴訟までする人は滅多にいないそうだ。私達は、したたかであることがカネになると解っていても、それを選ばないことも多いのである。
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by phasegawa | 2005-02-26 19:34 | issue

ホリエモン報道

ある人が他人のことを「あの人は○○○なんだよね。」とネガティブに言うとき、言っている当の本人が正に○○○そのものとしか思えないケースをしばしば見る。○○○に当てはまりがちな形容としては、「自分勝手」、「冷たい」、「頑固」、「意地悪」、「馬鹿」、「ブサイク」、「デブ」あたりがある。目糞、鼻糞を笑う、ともいうやつだ。

理由として考えられるのは、こんなところではないか。
1. 自分がコンプレックスを感じていることを鏡で見せ付けられたようでイラ立つ。
2. 敵愾心や嫉妬心ゆえに、少しでも自分がマシであると強がりたい。
3. 自分にもそういう一面があることを自覚できておらず、面の皮が厚い。

ホリエモン報道においても似たものを感じる時がある。報道する側のスポットのあて方が歪んでいることもあるのだろうが、あんたがそこまで言うかい、的な発言を目にする。政治家に「ああいうやり方は本来日本にはなじまない。金の力で競争して(経営権を)取っていくやり方でいいのか」とか、財界の親玉に「資本主義の悪い面が出てきた」などと言われると力が抜ける。連日フジの会長宅に取材陣が押し寄せて、「彼のやり方はどうかと思いますねぇ」な話を聞きだそうとしているが、ニッポン放送の社長もどこかのTVでにこやかに答えていた。「彼は元気があっていいんじゃないですか」 どっちでもいいから煮るなり焼くなり好きにして、と言わんばかりのこの清々しさはどうだ。

ところで、日曜のTV「波乱万丈」で堀江氏の生い立ちが紹介され、堀江少年に接する彼の両親がひどく醒めた二人として語られていた。一人息子なのに、こづかいもお年玉ももらえず、テストで満点を取っても、半年間の勉強で東大に受かっても一言も褒めてもらえない堀江少年は、親の愛に飢えた淋しそうな姿で描かれていた。そんな体験が今日の彼をして媚びないキャラクターを形成させたのか。それとも、子供の頃からそういう自立を強いられた環境で生きてきたことが彼の矜持でもあるのか。ともあれ、週刊ポストでは、「破産したらウチに帰って来ればいい。家と土地は俺が守っとる。」という親父さんの温かいコメントが載っていた。
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by phasegawa | 2005-02-23 07:21 | issue

54'40"

気温10℃。佃島コースは往路28'11"、復路26'28"。車ばかりでなく、人も走るとなかなか止まれない。警察官の目の前で信号無視をしてみたら、「おい、赤だぞ!」とさすがに怒鳴られた。彼がチャリ1台でも持っていたら追いつかれて説教か罰金刑を強いられていたのか。こちらは熱の入るスポーツ観戦後で興奮していたのだ。ラグビー日本選手権の準決勝、東芝府中対トヨタ自動車はそれほど高揚させる一戦だった。トップリーグ4位のトヨタが同1位、MS杯優勝、と最近頭抜けて強い東芝に一泡吹かせたのだ。雨天も幸いだったが、戦略が良かった。ブルドーザーのようなモールを得意とする東芝に、それをさせない、という作戦が徹底されていた。きっちりと組まれる前にゆさぶりをかけ、少しでも隙ができたら即座に一人、また一人とロケット弾のようなタックルが突入し、東芝の組織を分断・破壊していった。解説者が「トヨタは東芝のスクラムを一枚一枚上手にひき剥がしている」と言っていたが、ぴったりの表現だ。受けにまわった王者東芝に対し、一貫して積極的にぶつかっていく攻めの姿勢が勝因であることもよく見てとれた。先週、学生を相手に結構きわどい接戦を経験したことが良い薬になっていたのでは、と思ったところ、案の定、翌日の新聞にトヨタ朽木監督の「体の小さな者が大きな者に向かって果敢に挑んでいく素晴らしさを早大から学んだ」というコメントが載っていた。経団連に会長と副会長を送り込もうかという経常利益1兆円の殿様企業であるが、少なくともラグビーに関しては泥臭くひたむきな一面を見てしまった。ラグビーは、学生時代に活躍した花形選手がその時々の強い社会人チームにこぞって就職し、そのチームが益々強くなったかと思いきや、段々とチームの平均年齢が上がり、気がつくと世代交代が遅れてチーム別の勢力図が塗り替えられているような現象がしばしば見られる気がする。個々人の能力に加えて戦略と戦術、意志統一の差が大きくモノを言う。そういう面白さがあるスポーツなだけに、私はもっとTV中継を増やして欲しい。私がトヨタを見直したように、それなりの広告効果が期待されるかも知れないのだが、民放局は取り組みにくいものなのだろうか。日本選手権を朝日が協賛している限りNHKには期待できまいに。
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by phasegawa | 2005-02-20 22:55 | run
発売から9ケ月、3,800円の投資に躊躇してきたが、マーケットプレイス価格もあまり下がらず、文庫版を待てずに今更ながらの購入。なんとなく先入観として『薔薇の名前』のような重厚感を予想していたのだが、全くの見当違いでシドニーシェルダンのウンチク満載版という感じか。しかし、上巻はよかったが、下巻が残念。序盤の息をつかせぬ華々しさが、後半収拾つかなくなってきて、明らかにされる黒幕の人物設定など、えっなんだよ、とがっかりさせられるものだった。有名な絵画や建造物が次々に登場してアクションシーンも多く、映画化もよくわかるのだが、内容の派手さがかえって人物の描き方の浅さを印象づけている気がした。沢山あるレビューを見ると、私と同様なケチをつける人もいるし、絶賛する人もいるようだ。世界1,000万部、日本100万部のエンターテイメント大作であることを一応納得。こういう本でミリオン売れるのだったら、○○○を出したらその1割程度でも売れるだろうか・・・。早くも便乗商法の皮算用。
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by phasegawa | 2005-02-20 06:52 | review

セキネさんと飲む

SE社セキネ編集長と会社近くの「ねねつぶ」にて。
たぶん私にはよく見えていないのだが、すごく大きいかもしれない市場を意識した同業者同志。こんなのはどう?、バランスがむずかしいですなぁ、儲かるかなぁ、などと話す。私の方は、考えていた企画を聞いてもらい、意見してもらったり、アイディアを膨らましてもらえたりするのでいつもたいへん勉強になる。今回新たに学んだ編集者の心得は、誌面作りにあたっては表のテーマとは別に裏のテーマを用意することがあること。裏は表になってはいけない。そんな微妙なさじ加減が私にできようはずもない。所詮今の自分にできることとできないことの隔たりを自覚させられており、共感できる価値観を持った才能ある人に、自分がやりたくてもできそうにない事業を成し遂げてもらうのはとても楽しみである。
脱帽するという意味では、堀江氏が社長日記で「面白いことやろうよ!」と素朴に語るのに対し、さしあたって反論しようがないという状況にも似る。300件、言いたい放題に書き込む人達はどう受けとめているのだろう?
自分が面白いことに多くの人を巻き込み、商売としても成功させること。仕事冥利に尽きるのは間違いない。
このところ飲んだ後には3回連続して帰りの電車の中で熟睡、降りる駅を乗り過ごして結局タクシー帰りであった(先週は都庁前から地下鉄に乗った2時間後に都庁前からタクッた)が、今日の終電では目が覚めていた。
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by phasegawa | 2005-02-16 12:49 | diary

53'07"

気温5℃。佃島コースは往路27'32"、復路25'35"。3連休の最後の日に日が沈んだ後で出走。このコースを夜に走ったのは初めてである。川岸の道は街路灯が少なく、橋の下などほぼ闇と化す箇所もある。走り慣れた道なので多少足元が暗くても気にはならない。これが雨上がりだったりすると、魚や蛙やミミズの死体が転がっていそうで、もっと地面に注意を払いたくなる。足元が乾いているとはいえ、すぐ横の見慣れない黒光りする隅田川の川面を眺めていると、何かがヌッと顔を出して近付いてきたらどうしよう、などとちょっと怖い妄想も働いたりする。青いビニールシート製の仮設住宅のような住まいが立ち並び、人気はあるのだが、だからと言ってあまりほっとできる訳でもない。自然と足早に走り抜けようとしていたように思うが、いつもより距離は長く感じられた。
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by phasegawa | 2005-02-14 05:42 | run

ニッポン放送株

サンデープロジェクトに渦中の堀江氏が出演しているのを見たが、なんだか他の出演者達と話がかみあっていない感じがした。テレビ・新聞の報道とネットではだいぶ乖離があるようだ。以下、ブログを徘徊して気になった点と参考記事など。

1. フジのニッポン放送TOB前の株式取得やライブドアの市場内立会外取引による35%取得はケチがつく可能性はないのか?
isologue by 磯崎哲也事務所:ニッポン放送株式取得とインサイダー取引
ふぉーりん・あとにーの憂鬱:ライブドアのニッポン放送株式は「違法」・・・だなんて、滅相もありません(1)

2. ライブドアが発行したMSCB(転換価額修正条項付転換社債)に伴う同社株希薄化リスクについて。
J_Coffeeの株式投資日記:その時、株価はどう動いたか(9)続・買ってはいけない(ライブドア)

3. フジテレビの対抗策は、同社の経営支配権の確保が目的となるために、ニッポン放送の上場廃止など同社が保有するニッポン放送株の経済価値の毀損を意図したものとなる。そうすると、フジテレビの一般株主の利益に抵触しないのか?
RHEOS REPORT:フジテレビの対応はどうだろうか?

4. フジサンケイグループと事業提携するとしてどこから手をつける?
R30::マーケティング社会時評:またまたぁ、みーんなほりえもんに釣られてぇ~(笑)
江川招子ジャーナル:「新聞・テレビを殺します」 ~ライブドアのメディア戦略

5. 掲示板や社長日記が荒れまくることに象徴されるネット社会は、世の欺瞞を強く糾弾する、ヒマだけど無能ではない人達を飲み込んで集団心理を形成・昇華させているとする見方。
切込隊長BLOG:修正主義者とでも言おうか

堀江批判の中には、堀江氏は投資家であって経営者ではない、金さえあればなんでもできると勘違いしている、といった意見が散見される。なんだか、投資はよくて投機はいけない、の話と同じに聞こえる。あまり目くじらを立てるところではないと思うのだが。

CXグループの株のねじれ現象は何年も前から知っていたのに、私は買いには踏み切れていなかった。資本市場の厳しさや村上ファンドの推進力をも過小評価していた訳で、堀江氏を引っ張り出したところで突っ込みが浅い既存のマスコミと別段変わらない。現実のスピードとダイナミズムについていけてない、自分の甘さを知らされた。
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by phasegawa | 2005-02-13 17:31 | issue

51'01"

気温9℃。佃島コースは往路26'04"、復路24'57"、1分以上の新記録更新である。先週の箱根の山登り体験が身体に刻み込まれていたせいか今日は最初から走りが違った。登りの癖が残り、歩幅が小さく、ピッチが早くなった感じがあり、平地なので前につんのめるような感覚で気がつくとすたすたスピードに乗っていた。復路の向かい風がやや苦しかったが、一人山登りに比べれば何のことはない、あっというまに行って帰ってで余裕があった。身体は疲労するが、そのけだるさが心地良い。筋肉を集中して燃やし、血液が身体のすみずみまで新しい酸素を送り届けたことで全身が浄化された気がする。51分間でここまで体感できるのは、とても効率的なリフレッシュ法に思える。
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by phasegawa | 2005-02-06 17:00 | run

『対岸の彼女』

等身大の人を語るのが上手いという著者。なるほどこれは共感を得そうだ。「他者との付き合い方」に怯え、戸惑い、一定の距離を置きたいのだけど、一方で誰かとわかり合いたい寂しさを感じている人。高校生の頃の自分と今の自分とで何が違っているのか、いったいいつまで自分は自分のままなのだろうと思う人。そんないまどき風の人物らを、自在な空間軸、時間軸の中でたんたんと描いている。話は単純なのだが、感情移入を誘う筆さばきは巧みだ。
本書の登場人物はほぼ女のみである。女の世界の話であっても気にせず買って読んだ理由は、直木賞受賞ということも大きいが、書評などに友情の話と書いてあったからかも知れない。「所詮女の友情なんて・・・」という言い方があるが、少なくとも私には友達と呼べる人が少なく、私の周囲の男達も似たような状況に見える。私の妻の男友達は、私の男友達よりも多いくらいで、女友達の数にいたっては2桁違いそうである。女達の友情の秘密がわかると、私に友達がいないことに何らかの納得できるヒントが得られるのではないか、そんな想いが頭をよぎったか。で、結局、男の私でも感情移入できる部分はあったのである。ラーメンを食べながら娘に語りかける父親のシーンばかりでもなくである。
それにしても、この本の広告コピーは本の内容とまったくかけ離れている。
「全身で信じられる女友達を必要なのは、大人になった今なのに・・・  ともに35歳、子持ちの「勝ち犬」主婦・小夜子と、独身・子なしの「負け犬」女社長・葵。ふたりの間に真の友情は築けるのか!?」
売上最大化のためには、出版社は確信犯になる、ということなのだろう。
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by phasegawa | 2005-02-03 19:19 | review