長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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同窓会

今年最後の出勤後、アメリカから一時帰国中の佐藤一家の浜田山亭を借りて前職の同僚達と飲む。生意気な言いたい放題の末に前職を離れて5年半になるが、一緒に働いた仲間達が今も同じ職場で働いているという現実に感慨もある。ほぼ同期の連中が、全国に支店長として散らばり、本社の部長になっていたりする。株を公開してガラス張り経営に晒された1,000億規模の資金を預かる金融機関が、徹底した実績主義の中、30歳台のマネジメント層によって運営されている、というのは案外強力な企業体質を作っているのではないだろうか。現マネジメント層の元同期生達も熾烈な競争に勝ち残っている訳で、元々大企業志向の少ない連中が集まる会社だったが、ますますタフに成長しているのだろう。まったく落第生の私であったが、共に競い合った仲間達が今もって同じ仕事に正面から取り組んで頑張っているのだと思うと、勇気づけられる。
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by phasegawa | 2004-12-30 23:44 | diary

宗教と正義

宗教の力はあなどれない。先月はブッシュの大統領再選の力強い後盾となり、先週は私をして危うくバナナ組の母子X'masパーティでのサンタクロース役を強いるところだった。幸いサンタ役は私よりルックスのいい義妹の彼氏のイギリス人に代わってもらえたのだが、妻の「当然でしょ、クリスマスよ!」の強硬な要求には参った。
そこで、ちらちらと本を読んでみたりしたのであるが、自分の無知を随分知らされた。まず、私は今の今まで新約聖書を新訳聖書と思っていた。キリスト教信者がイスラエルを支持するのは、ユダヤ人がエルサレムに帰還することがキリスト教の教えでもイエス再臨の前提になるからなのだという背景も知らなかった。そもそも一つの造物主の神を信じる点では共通し、人間としてのイエスの存在をユダヤ教もイスラム教も認めているが、信じるに足る絶対的な預言者としては認めていないので争いごとになることも再認識した。
昔、たまたま知り合いになったイラン人の女性が「信仰心がないなんて信じらんない。宗教がないということは『正義』がないということよ。」とプンプン怒っていた。でも、「正義」があったところで、イラクやパレスチナでは今日もイスラム教徒とキリスト教徒が殺し合いをしているわけで、果たして「正義」って何のためにあるの?そうまでして「正義」に忠誠を誓わなくてはならないの?とも思ってしまう。
今朝の日経でも田勢康弘が「何も生まない『正義』病」というコラムを書いていた。正義を争って衝突する世界は良くない。衝突を避け、対話を始めなくてはならない。それにはイスラム教でもキリスト教でもない日本が橋渡しを買って出るべきではないか、と言っている。
何千年も続いてきた宗教対立にいまさら橋渡しとはあまりにおめでたい夢物語ではないか。だが、クリパやって、除夜の鐘ついて、初詣して、奇抜な新興宗教にハマッたり面白がったりして、お調子者の多神教(無宗教?)の不心得者でも案外その柔軟性が世の役に立てるのかも知れない、という理屈は耳に心地よくはある。
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by phasegawa | 2004-12-28 00:10 | issue

65'32"

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気温14℃、往路31'53"、復路33'38"。デジカメ片手に走り出してみたが、休み休みとはいえ立ち止まる回数が増えると調子が狂ってかえって疲れた。載せたのは、隅田川大橋の下から永代橋越しに逆光でみる佃島の高層マンション群と、逆に折り返し地点の佃島北端から永代橋とIBM箱崎ビル、読売新聞社を望んだところ。
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by phasegawa | 2004-12-27 04:27 | run

イブの夜

なぜかおじさんと2人、西新宿五丁目の「おいどん」にて飲む。相手はトムソンラーニング社の國井さん。業界は厳しいですが来年も頑張りましょうね、などひとしきり話した後、何とはなしに「ところで、長谷川さんは東京の人ですか?」「いいえ、新潟市です。」「新潟のどこですか?」「だから、新潟ですってば。西堀七。横田めぐみさんが通っていた寄居中学の隣の中学でした。」「二葉中学だね。俺は寄居中学ですよ。」「えっ!?」なんと互いの実家が徒歩10分の距離であった。しかも、國井さんの小学4~6年生時の担任の先生が、私が幼稚園児の時の園長になるようだ。過ごした時期は1回り違うのだが、遊び場はほぼ完全一致。商店街の隣の隣の店の名前がどんどん出てくる。本屋、おもちゃ屋、レコード屋、菓子屋、草履屋、卓球場、蕎麦屋、帽子屋、風呂屋、スポーツ用品店等々。忘却の彼方にあった情景を懐かしく想い起こす。「長谷川さんが通った小学校は昔は芸者の子供が多くて芸者小学校と呼ばれてたみたいですね。行形亭(いきなりてい)や鍋茶屋みたいな古町芸者を呼ぶ一流料亭に私は縁がありませんでしたなあ。」「私もその通りでした。で、自分の結婚式はあこがれの行形亭にしました。」「長谷川さん家の隣のホテルイタリア軒のプリンがうまくてねぇ。東京にあれよりおいしいプリンはない気がしたねぇ。」「イタリア軒は経営難でニューオータニの傘下入り。私の実家ももうありませんよ。」お互いが通った小学校は100年を超える歴史があったが、とっくに廃校になり、今は同じ小学校の学区となっている。商店街もキャバクラ街に変貌してしまった。一体自分の脳のどこにこんな記憶が何十年も埋もれていたのか。断片的だが唐突に甦る五感のリアルな感覚を妙な気分でかみしめ、ひと時のタイムスリップを楽しんだ。
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by phasegawa | 2004-12-25 07:48 | diary

54'17"

b0051385_1517218.jpg気温13℃、3週間ぶりの佃島コースは、往路28'22"、復路25'55"。寒くなってきてバテにくくなった。だが、10kmそこそこの距離でスピードにこだわっても、3月のレースにはあまり意味がない。徐々に長時間走に体を慣らさねばならないのだが。次はカメラ片手にタラタラ走ってみようか。手始めに靴底を撮ってみると、利き足でない左の方が磨耗が激しく、私の脚は左脚の方が若干長いようである。
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by phasegawa | 2004-12-19 16:08 | run

遠藤メソッド

英語ビジネスの師匠の新オフィスをソフト業のパートナー脇坂社長と訪問する。お会いするのは久しぶりであったが、英語教育に賭ける情熱はいささかも衰えておらず、例によって長時間の面談になる。脇坂さんから「楽して覚えられる教材ブームはいい加減終わった。来年あたりからはいよいよ本物が注目を集めるでしょう」と言ってもらって先生も我が意を得たりといったところ。受講生達の実力向上のデータもだいぶ集まってきて、ますます自身を深めた様子。発音矯正教材の使用前使用後の紹介映像が秀逸ではないかと思う。耳で聞く音からではなく、口の形と舌の位置の組み合わせを50通り覚えることから入るというユニークな学習法。わずか1ケ月でこれだけ発音が上達し、しかも2度と元の日本人発音に戻らない、と聞いたら身を乗り出してくる英語ニーズがある人は結構いるのではないか。私自身、先生と一緒にLAまで行ってこの学習法の特許を持つ日系1世の教育者による授業風景を見学して感銘を受けているが、そのエッセンスがCD-ROMに凝縮されていること自体が快挙である。カリキュラムの一部には忍耐を強いる部分もあるが、ある程度やる気がある人においては遠藤メソッドの高効率性は優れたパフォーマンスを約束するはずである。ぜひとも多くの人達に試してもらいたい。
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by phasegawa | 2004-12-18 23:44 | diary
気にかけていた日本電産の社長を書いたを店頭で見つけたので即購入、即読了。
社会人1年生の頃、私はこの永守氏と私の勤め先のボスが対談した新聞記事を何百枚とコピーしては、会社案内に挟み込んで毎日飛び込み営業をしていたものである。その明快さと烈しさ故に尊敬できる経営者。この本によって永守氏の新たなエピソードを知ることとなったが、いずれもさもありなんというピシッとした話だった。
自ら率先してのハードワークは有名だが、1年のうち休むのは元旦の午前中だけ、後は365日働き、毎朝一番に出社、夏休みなしとは知らなかった。
新入社員の採用試験を弁当の早食い競争でやった話は知っていたが、この試験は継続できるものでない。翌年は、便所掃除試験、翌々年は試験会場先着順、更には大声試験、留年組専門採用試験をやっていたという。学歴や成績があてにならないことを自社のデータから確信しているらしい。人の能力差は普通は2~3倍で、せいぜい5倍。しかし、やる気、「それやろう」、「今日は絶対売るぞ」、「絶対に悪い品物出さんぞ」といった意識は100~1,000倍違う。だから、頭のいい人を採るよりも意識の高い人を採った方が会社はよくなる。
これまで23社の企業を買収してきて、一人も人員整理をしてこなかったと言うが、クビにしなかっただけで、ハードワークを楽しめない人材は不用という考えは徹底している。トヨタからの転職組は辞めないが、ゴーン以前の日産から来たのは半分辞める、ということで、そこに企業の格差を見る。
猛烈なだけでなくアイディアもある。28歳の創業当初は実績がなくて国内で仕事が取れず、自社製モーターの試作品を鞄に詰めアメリカまで営業に行って3Mから受注して漸く成長軌道に乗せた。3Mは発注の条件として工場の視察を要求したが、民家の一角を借りたような粗末な場所は大企業相手にとても見せられない。京都観光と芸者三昧でスケジュールを埋め、視察目的の来日の筈が遂に工場に立ち入らせることなく成約にこぎつけたそうだ。
89年に買収した信濃特機は、HDD用スピンドルモーター市場を二社で95%のシェアを取る、抜きつ抜かれつの競合先だった。技術的にほとんど差がないのに最終的に日本電産が勝ち残ったのは、信濃特機が商社を使った営業であったのに対し、日本電産は全て直販であったからだという。営業の過程で顧客ニーズを汲み取って製品に反映させるマーケティング力が勝敗を分けた。
日本電産の2005年3月期の連結売上高予想は4,800億円、営業利益は485億円、現在のグループ従業員は7.2万人ということだが、2010年に売上1兆円、営業利益1,000億円、グループ従業員10万人を目指すという。そのとき永守氏は65歳。そして、85歳になる2030年には売上10兆円、従業員100万人が目標と高らかに宣言する。あくまでメーカーでありSONYやGEのように金融業はしない。高収益、高株価、高成長を基本にした雇用の最大化、シンプルな経営者の義務には違いない。奇人と言われようが、少なくともこれまでは有言実行を重ねてきた。ビジネススクールでマネジメント理論を習得するとか考えるよりも、こういう非凡な人に接するのが経営を学ぶには余程いいと思う。
続けて、6年前の著書も見つけたので読了。文句のつけようがない。
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by phasegawa | 2004-12-16 13:23 | review

上海より

b0051385_23111458.jpg妻が上海旅行から3日ぶりに帰る。私が勧めた上海蟹レストラン上海老駅にはやはり満足した様子。お陰で私の週末はずっと子守で落ち着く暇もなかったのだが、「私がいない間にあんたら3人、随分家族の結束を固めたみたいじゃない」と冷やかされる。だが、所詮私の育児などかなり適当。泣いてうるさいから餌を与えて機嫌をとり、足元にまとわりつかれて鬱陶しいからアンパンマンのビデオを見せ、早く寝かしつけたいからこちらも狸寝入りするまでだ。親身になって子育てしている親はつくづく偉いと思う。妻の土産は、金髪で睫毛が長い派手な化粧顔の10体セットのマトリョーシカ人形であった。
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by phasegawa | 2004-12-14 23:30 | diary

蜜柑

和歌山県海草郡の野村さんという方から母宛に小型の郵パックが届く。中を開けると、新聞紙にくるまれた、たぶん和歌山産なのだろう、蜜柑が入っていた。電話をしてみると、死んだ兄の高校の同級生のお母さんだった。時々手紙のやりとりをする仲だったらしい。私の両親が死んでいることを知らず、今年の春には桃を新潟へ送ったところ腐った状態で和歌山に戻ってきたので不審に思っていたらしいが、季節が変わって再度発送を試み、どういうわけか今回は新潟の郵便局は小包を東京に転送してくれた。一人暮らしで最近は目が悪くなって字が書けなくなったと話すが、宛名の文字はとてもしっかりしていた。声も大きくはきはきしていて、御年90歳近い人とは聞いた耳を疑った。初めて言葉を交わした老婦人に、驚かれながらも、大変失礼しました、お参りには行けませんが息子さんはどうぞ長生きしてください、といたく丁重に言葉をかけていただき恐縮する。二度と話すことも会うこともない人かも知れないが、死んだ人間の過去を聞かせてもらい、蜜柑を仏前にまで届けられたのは幸いだった。
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by phasegawa | 2004-12-12 23:34 | diary

熱の後

3日続いた熱は医者に行って処方された薬を飲んだら下がった。
結局、熱以外の症状はまったくなかったが、風邪だったよう。
ただし今度は体中に湿疹ができてしまい、妻に気味悪がられる。
今年の風邪は引いた後に発疹が出るという話も聞いたが、痒くなるらしいところ、私の場合は何ともないのでよくわからない。薬をやめて1日経つがまだ体に赤い斑点が残る。
再度医者に行くと薬の副作用であろうと言われ、薬の成分を書いたメモを渡され、血行を良くするためという静脈注射を打つことになる。過去に薬の副作用の経験はなかったのだが。
風邪を薬で治して、治ったと思ったら注射というのも変な気がした。
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by phasegawa | 2004-12-09 09:04 | diary