長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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紀宮婚約

妻がしみじみ「良かったわねぇ」と繰り返している。
私なぞは、どんなプロセスを経て事ここに至るのか、祝儀がどれだけ出るのか、彼女が家事とかするのか、どれだけ政治利用されてしまうのか、など下衆な関心しか持てない。
妻は、「これであせりを感じる独身女が増えるはず。」とも言う。「では、来年は結婚が増えて、2~3年後には離婚が増えることになるのかね。」と私。
妻、「だいたい結婚しない女って、大して魅力もないくせに自分のことは棚に上げて男の悪いところばっかりあげつらうのよねー。」
私、「でも、人を見る目があるから結婚しないのであって、妥協してたら不幸になってたかも知れない。」
妻、「どうせ私は人を見る目がないわよ。でも、お陰であんたは私と結婚できたんだからいいじゃない。」
私、「・・・」
妻の一部独身女性に対する指摘は、小林秀雄の「道徳について」の一節に通じるのではないか。曰く、「善良な不平家というのがいちばん嫌いだ。いちばん救われないないような印象を受ける。」

小林はこの文の直前でこうも言う。「自信というものは、いわば雪のように音もなく、幾時の間にか積もったようなものでなければ駄目だ。そういう自信は、昔から言うように、お臍の辺りにできる、頭にはできない。頭はいつも疑っている方がよい。むずかしいことだが、そういうのがいちばん健康で望ましい状態なのである。」なるほど。
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by phasegawa | 2004-11-15 02:21 | issue

57'23"

特に変わり映えのない週末。妻が再三ガキを連れて買い物に行ってくれたので、多少自分の時間を持てる。DVDで華氏911を見て、小林秀雄と塩野七生をちょっと読む。

小林秀雄の文章の冴えに今更ながら感じ入る。孔子の中庸について触れている。
子曰、吾有知乎哉、無知也、有鄙夫、來問於我、空空如也、我叩其兩端而竭焉。
子曰く、われに知あらんや。知なきなり。鄙夫ありてわれに問うに空空如たり。われはその両端を叩いてこれをつくすのみ。
自分は、質問されて、君の質問は曖昧だが、実は、君は正確にはこういうことが質問したいのではないかね。そう相手に言うだけだ。自分はそれだけのことをしているだけであり、それだけで十分だ。
質問しようとする意志、疑おうとする意志、これを叩いてその方向性を再確認すること。孤独に自分と対話し、素直に外部と接すること。率直に勝る方法論はない。

佃島まで走る。往路30'17"、復路27'06"。この3週連続の中ではベストタイム。気温13℃と肌寒くなってきたことで、走り初めは筋肉に緊張があるが、次第に身体がノッてくる。しかし、往復57分の壁はなかなか破れない。
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by phasegawa | 2004-11-14 20:44 | run

コミュニケーション力

「俺があれだけ言ったのに、何を聞いてたんだ?」
「私がちゃんとメールに書いてたでしょっ!」
「君たち、なにもわかってくれちゃいない。」

こういう台詞が多い人は、自分のコミュニケーション力に過信がないだろうか。

コミュニケーション力の有無とは、ただ情報を発信している立場では決められない。自分が伝えたかったことを相手がどう受け止めているか、それが解って初めて確認できる。一生懸命、上手に丁寧に説明したつもりで、これでもう大丈夫だろうと思っても、なかなか人は思うように受けとめてくれるものではない。

・相手の頭の中、心の中で、自分が発信したことがどのように受け止められているかが解る。
・自分の観察力・想像力に自信を持てる。

これができて本当にコミュニケーション力があることになる。

自分は誤解していないか?一人合点していないか?

私も気をつけねばならない。
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by phasegawa | 2004-11-12 22:06 | business

坂本顧問と飲む

赤坂の伊真沁。焼き河豚と、珍しい沢の鶴の吟醸酒「加乗ム」が大層美味だった。
さすが東大生時代に起業して20年の猛者。ソフト業界の歴史や、体験に基く経営学、リーダー/メタ・リーダー理論など、ためになる話を沢山聞かせてもらった。
帰宅路の銀座線車中で熟睡。浅草駅で起こされる。終電近かったので起こされたが、もっと早い時間だったら浅草-渋谷を何往復かしていたかもしれない。
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by phasegawa | 2004-11-10 12:34 | diary

今日の一言

「仕方がない」、「私にはできない」、「失敗するかもしれない」と言うのを廃止しよう。替わりに、
「どうすればできるのか」、「私だからできることは何か」、「何かを学びとれば失敗ではない」と言うようにしよう。

未知と無知に対して謙虚になろう。それには精神的にタフでなくてはならない。
   論語曰、君子求諸己、小人求諸人。
   君子はこれを己に求む。小人はこれを人に求む。
人のせいにしない。私たちの思考の自立と自律から始めよう。

出典:日経ビジネス文庫『ビジネススクールで身につける思考力と対人力』(船川 淳志)
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by phasegawa | 2004-11-09 16:43 | diary

天気の良い日曜

妻が泊りがけでゴルフだったので子守に集中した週末だった。と言っても、保育園を使ったり、義母にも半日預かってもらったので、私自身は手抜きもいいところ。
今日日曜は好天に誘われ、1週間ぶりに佃島まで走る。往路31'12"、復路約33'。気温が高かったせいか、身体が重く感じた。
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by phasegawa | 2004-11-07 22:30 | run

選挙終わる

青い沿岸部と赤くて広大な内陸部。開票速報番組などでずっと流れていたアメリカの地図だ。大統領候補を支持した層は見事に二極化されていた。5日の日経によれば、出口調査で
知性を重視する人の91%がケリー、
強い指導力を重視する人の87%がブッシュ、
経済重視の80%がケリー、
テロ問題重視の86%がブッシュ、
倫理観重視の80%がブッシュ、
教育重視の73%がケリー、
などのアンケート結果があった。なんと単純な図式。見出しには「再選支えた保守化の波」とある。人の選択はこうも簡単に二分されるものなのか?
16年前にマサチューセッツ州でケリーと副知事、知事コンビだったデュカキスがパパブッシュに敗れた時も、「いかにも自分はリベラルだ。今リベラルははやらない」と敗戦の弁を語っていた。その3年後の湾岸戦争短期終結で支持率のピークを迎えたパパブッシュがその後1年間に一気に景気を悪化させたと批判される中で翌年クリントンに政権を渡した。クリントンはITバブルの勢いで政権を2期続けられたが、パパブッシュ以前まで遡ってカーターを除けば、既に36年前から共和党政権=保守≠リベラルの流れになっていたのだ。
あれ?アメリカって自由の国じゃあなかったの?
そう、アメリカ民主党のリベラルとは、tolerateやgenerousのニュアンスで穏健派の概念。黒人、女性やマイノリティの人権を守り、労働組合にも配慮する。だから、社会福祉重視で大きい政府を志向する。
あれ?社会的な弱者=貧乏人のための政党のはずがなんで所得の低そうな内陸部で弱くて沿岸部で強いの?
それくらいリベラルとアメリカの大多数の庶民とは相性が悪いということ。それは、リベラルのイメージが鼻もちならないエリートと重なることでもある。実際に特権階級の企業経営者と近いのは共和党であるにも関わらず、共和党は上手に大衆を味方にしてきた。ブッシュの、田舎人でも信仰心厚く、学が無くても決断に富むイメージがばっちりポピュリズム政治にはまった。海外から批判されても、TV討論で劣勢になっても、慎ましい庶民の味方のキャラクターにはそれほど失点にはならなかった。
あれ?ロッキード事件で逮捕されても選挙に負けなかった田中角栄と同じ?
いやいや、角栄の方がブッシュや盟友コイズミよりよほど魅力的だったでしょう。
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by phasegawa | 2004-11-07 01:54 | issue

いよいよ明日投票日

日曜のサンデープロジェクトでは、中絶と同性婚に反対するキリスト教原理主義者達が従来のマイノリティ重視の民主党からブッシュに続々と宗旨替えしており、共和党は「浮動票」ではなく、この「基礎票」を重視している、と言っていた。信者を1万人も収容するメガ教会が急増し、そこで家族ぐるみでありがたい説法を聞く週末が何よりも貴重な時間だと言う、熱心な人達。どうにも巨大な田舎国だ。
暫定政府が大攻勢をとの報道もある。米軍の攻勢は一般人の死とゲリラの増加を招くばかりとの指摘もあるのだが。毎度毎度の「テロには屈しない」がスローガンとすれば、テロがますます増えた方が士気が上がるということか。
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by phasegawa | 2004-11-01 21:12 | issue