長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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タケダ会長の私の履歴書

今日で連載終了。同族なのにというか、だからというか、言うことが潔かった。上の兄弟の急逝でたまたま回ってきた社長の椅子だったようだが、偶然を必然に変えた力は強かった。
医薬品と出版、どちらも規制に守られ、ぬるま湯になりがちな体質は似ている。

”早い話、もうける経営だ。もとより古い会社だから一応のフィロソフィーはある。それはあるが、商売、金もうけのフィロソフィーがなかった。私は最初から「銭、銭」と言っていた。何せもうけると。そして働けと。
自分のことはともかく、人が働いとらんのを見ると無性に腹が立つ。そういういやな性分だ。自分はのんきにしていて、人が「しんどい」といったらとにかく気にいらない。
それに、いくらお題目をつくっても実行しなければ意味がない。「医薬に集中しろ」といったところで、今までは「そうなんですが、これこれの理由で難しい」とかできない理由ばかりいうに決まっている。徹底して責任をとる人がいないのだ。ボトムアップだったのをトップダウンに変えて怒鳴りまくることにした。”(25日の日経)
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by phasegawa | 2004-11-30 10:37 | review

新創刊

我らが師匠、セキネ編集長が創刊する雑誌の全貌がついに明らかになりました。
今後の『design experipental square』、見逃せないdes。
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by phasegawa | 2004-11-27 21:24 | diary

52'08''

19-20℃と気温が高かったので薄着にして最初から飛ばしてみた。佃島コースは往路27'11"、復路24'57"。先週57分の壁が、とか言っていたのがあっけなく5分も短縮できた。インフルエンザの注射が思わぬドーピング(?)効果をもたらしたか。こういう、まったく予想外の自分を発見できることが何よりの走る楽しみである。しかし、率直なところ走っている最中は、身体を動かして楽しむというよりは肉体の限界への挑戦でしかなく、かなり苦しい。しばらく今日の記録更新は難しいだろう。

帰宅後、テレビで大学ラグビーのリーグ戦を見る。34連勝中だった関東学院を法政が倒し、優勝を決めた。突撃フッカー坂田がいた1998年以来の6年振り。法政のラグビーは好きだ。軽そうな選手が多いが、とにかくよく走り、タックルが小気味良い感じがする。今日のスクラムハーフも身長151cmと小さかった。
昔から私は生まれ変わったらラグビーをやりたい、と言い続けてきた。第一の理由は、こんな面白いゲームは他にないと思うから。第二の理由は、そうは言っても痛そうなので今の自分の身体を使うのは怖いから。
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by phasegawa | 2004-11-27 16:26 | run

ICタグを学ぶ

業界団体の集まりで出版倉庫流通協議会からICタグの実験状況についてレクチャーを受ける。バーコードと異なる点は、1)電波帯域を使うので離れた場所からでも読み取りが可能、2)本に装着したチップに96バイト程度まで情報の書き込みが可能、といったあたり。
そうすると、単品管理が非常に簡単にできるようになる。例えば、書棚から本を取り出すことなく、また、パレット単位やダンボールの箱を開けることなく、感知器を近付けるだけで在庫状況が瞬時にデータで把握できてしまう。取引条件や流通経路をチップに書き込むことで商品を区分けし、精算や返品時の混乱を避けることもできる。
書店にとっては万引対策が重要であろうが、店頭購入時の履歴を書き込み、新古書店にも協力を仰げれば、万引した本を新古書店に売れない仕組みを作ることができる。
実用化にはかなり時間がかかりそうだが、夢のある話だった。
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by phasegawa | 2004-11-25 21:49 | business

インフルエンザ

予防接種を受ける。数種類のインフルエンザを対象に混合したワクチン0.5cc、個人で受けると2,000円かかる。
身体に抵抗力がつくまでに接種後2週間かかり、効果が持続するのが約4ケ月、万病に効く訳ではまったくないが、風邪を引きにくくはなるらしい。
日頃から「健康管理も仕事の能力のうち」とうるさく言ってる手前、率先してみた。
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by phasegawa | 2004-11-24 13:25 | diary

FAMILY DAY

姉が勤めるアメリカの医療品メーカーが催した、FAMILIY DAYと称する社員の家族をオフィスに招くイベントに誘われて一家で遊びに行く。イベントの柱はこんなところ。
1)自分のオフィスのデスクを家族に紹介できる
2)カフェテリアで0-12歳の子供にクレヨンと色紙を支給してお絵描き大会
3)カフェテリアでサンドイッチ、お菓子食べ放題、ジュース飲み放題
4)自社製品の安価販売
5)自社製品試供品配付

娘達は25色のぺんてるくれよんをもらえた時点ですっかりご満悦で、ひたすら書きなぐることに夢中になっていた。

こういう家族と企業とのコミュニケーションの舞台を用意することにかけては、アメリカ企業の方が洗練されているように思う。芯から明るく、押しつけがましさがないので、社外の人間にとっても気後れするところがないのだ。会場の一角では「我が社は常に消費者、従業員、地域社会、株主のために最高位の責任を果たしてきた」云々の誇り高きPRビデオがエンドレスで流され続けてはいるのだが、そのさりげなさがなんとも大人なのである。これが日本企業の場合だと、よく言えば真剣ということになるのだが、もっと業務の一貫の観が強くなり、愛社精神が一途に昂揚、何かにつけ社員の忠誠度が試される空気になる気がする。

ところで、日本にしろ外国でにしろ、個人が家族と企業とをどう両立させ得るかについて、模範回答があるかというと必ずしもそうは言えないように思う。
仕事に没頭した人間が家族のことは二の次ぎになり、結果として家庭崩壊を招くことはあらゆる世界でありうる話ではないか。仕事のできる男は家庭でも良き一家の主である、という定説はあるようだ。しかし、では良きパパでありさえすればタフなビジネスリーダーになりうるかと言うとそんなことはない。

ただなんとなく思うのは、企業の金の使い道として、単純に給与として支出する代わりにその金を託児施設等子育てのための福利厚生に投じることで、より優れた人材を引き付ける上で有効となるケースは存外多いのではないかということだ。環境さえ整うならば子供が欲しいが現状では作れないと考えている人は世に結構多いのではないだろうか。
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by phasegawa | 2004-11-23 23:20 | diary

新オフィス

初台から西新宿に引っ越して2ケ月あまりが過ぎた。
31階建、高さ123m、都庁第一本庁舎の半分の高さだが、私の社会人生活の中では最も高層ビルとなり、オフィスフロアが11階というのも最標高となった。

自席近くの窓から新宿の西エリアを広く見下ろせるというのも悪くない。まだ眼を凝らしたことはなかったが、空気が澄めば富士山も見えるのではないか。

惜しむらくは、300坪のオフィスのどこへ行っても窓を開けることができないことである。暖房が利きすぎたりして室内の空気がもわーんとしてくると、酸欠になった気分で無性に外の風が恋しくなる。

そもそも私は閉所恐怖症だ。閉所恐怖症だけれども、怖いもの見たさの欲も強いので、人気が少なくて照明も乏しい山奥の鍾乳洞などは大好きだ。怖いのもいいのだが、洞窟の外の世界に戻って、明るい太陽の下、身体を伸ばしたときのホッとする解放感がまたたまらない。

そのうちに慣れるのかもしれないが、今のところは、決して外気に触れることができずに毎日毎日開けられない窓越しに外の景色を眺め続けているのはストレスフルである。

2002年9月11日、ニューヨークの貿易センタービルの高層階から何人もの人達が蟻のごとくあっけなく窓の外へ身を投げていた。絶望の果ての行為を指して不謹慎であるが、テレビのニュースで見たあのシーンに、私はひそかな誘惑を感じている。もし、今のビルにジャンボジェット機が突入してきたら、天井が落ちてくる前に私も11階の窓を蹴破って外に飛び出してるんじゃないか、そんな妄想がはたらく。
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by phasegawa | 2004-11-22 15:29 | diary

58'11"

好天、気温19-20℃、これだけ暖かいとTシャツでも汗だくになる。佃島コースは往路30'15"、復路27'55"。4週連続で走れているのはシーズンとなってきたからか。この調子で体を作っていければ3月の荒川市民マラソンでは昨年よりもましな記録を出せるかも。
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by phasegawa | 2004-11-21 03:17 | run

新聞小説

高村薫の連載を事実上打ち切りにさせて開始されたように見えるのだが、渡辺淳一がまたエロ不倫話で本領発揮しつつある。私も高村のハードさについていけず、渡辺にはつい目を通してしまっている。主人公は、昔は売れたが今はさっぱりの作家であり、閑職に飛ばされた編集者の話だった「失楽園」と既に設定から似ている。タイトルもすごい。「愛の流刑地」!あれは7年位前だったか。当時私は九州にいたが、新卒で入ってきた後輩と営業で同行した際に、彼が電車の中でおもむろに単行本の「失楽園」を開き出したのでびっくりした。「連載時も読んでたけど、あらためて読んでみたくって」。座って隣で読まれる本としては、ちょっとハラハラする。こんな若者の支持まで集めるのだから、連載時、都会の通勤電車の車中で日経を読んでいるおじさん達の盛り上がりはさぞ凄かったのだろうと思った。ただ、満員電車の中で同時に大勢のおじさん達がああいう話に夢中になっている様を想像するとなんだか怖い。あの波がまたくるのか。ピュアぶりで売れた電車男と対照的な悶々とする電車オヤジ達だ。
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by phasegawa | 2004-11-18 11:56 | review

中村編集長と飲む

翔泳社の中村さんと、新宿三丁目のヴェネチア料理屋、IL Bacaro&立ち飲み屋、日本再生酒場。ワイン1ℓ&焼酎2杯でヘロヘロ、例によってどうやって帰宅できたか記憶が定かでない。中村さんは、私がBNNに関わる以前から再三アドバイスをもらってきた大先輩。コンピュータ書版元広しと言えども能楽を縁にしてつながっている関係は他にあるまい。中村さんは先週プロジェクトマネジメント専門誌を創刊された。雑誌を始めるっていうのは、付随するいろいろな商品やサービスやイベントやムーブメントをプロデュースすることでもあって何しろ凄いことだ。巻頭の平尾誠二のリーダー論は確かに面白いけれど、編集長のメッセージも読みたいとおねだりする。
「やっぱ出版は人ですよね」、「だから最初から俺が言ってるだろ」。当社の現状に「思ったほど悪くないかも」と励まされる。当社の採るべき戦略として明確な提言を頂く。さて、どうやって実行しようか。
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by phasegawa | 2004-11-16 10:40 | diary