長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリ:issue( 27 )

参院はどうなる?

週刊文春では、9.11衆院選、民主党241議席、単独政権とまで予測していた。
こうした憶測自体が与党幹部のブラフなのかも知れないが、それにしても解散の動きが賑やかになってきた。「恫喝(どうかつ)しない」「プライドを傷つけない」が終盤の執行部の多数派工作の合言葉だそうだ。反対派は、意見を表明しない「ステルス作戦」を強化し、賛成しつつ反対票を投じる二枚舌の「カメレオン作戦」までやるんだとか。自身の公約を言を尽くして説明する努力を怠ってきた小泉さんのツケが、こうして反対派を勢い付かせる結果になっているのだ。
構造改革、郵政民営化、大いに結構ということで高い内閣支持率を誇っていたはずなのだが、所詮一般の人にとって民営化が切実で具体的な論点とはなりえなかった。私も、海外向けのEMSは安くて便利と思うが、国内の郵便制度には依存が少ない。財政投融資にも国債消化にも関心が向かないからそもそも郵便貯金にも簡易保険にも殆ど金を注ぎ込んでいない。土曜日のATMの手数料無しを貴重と言う人もいたが、私が使っている銀行2行だって手数料はかからない。「官から民へ」はいいのだが、実体は、単に旧郵政省から旧大蔵省へ動くだけの気がする。
だから、分裂後の「郵政残そう新党」の勝算は低そう。ただ、小泉さんの人気もかつての勢いを失っている感じだ。もっとも、法案を通せなかったところで、そのときは堂々と自民党をぶっ壊すまでだろう。どちらに転んでも清々しい顔をしていそうなこの人と、代議士の失職を左右できる立場になった参院カメレオン議員がさしあたっての役得者なのか。
[PR]
by phasegawa | 2005-07-31 23:11 | issue

勉強する人・働く人

もう先月の話になるのだが、梅田氏の「『勉強』特権階級の没落」というエントリが話題になっていた。広く見るにはこちらの方がわかりやすいか。これまでは、若い頃に一生懸命勉強していい大学入って一流企業に入ってしまえば、それまでの努力のストックを活かすことで、その後の人生がある程度保証されていたが、これからは変化のスピードが早くなってそうもいかないだろうという話。勉強ができて一流企業に入れた人は、大きな枠組みの中で何らかの「知の創出」に専念していれば、カネが絡むような「泥仕事」は誰か別の人にやってもらえたのだが、今日ではいくら勉強ができた人でも地位は安泰でない。生き残るために必要なのは、組織の外に対する開かれた「対人能力」であるという。

およそインテリとはかけ離れた私であるが、それでもちょっとは解る気がする。組織の外に対する「対人能力」とは、言い換えれば自分が属するムラの看板や身内意識に依存しない営業力のことではないか。よく私はサッカーやラグビーに例えて、組織の戦術とは別に個々が「玉際に強くなろう」、「接点で当たり負けしないように」などと言っているのだが、ごく一部にしろ通じるところがあるかも知れない。

勉強好き少年と自認する梅田氏にすれば、大企業に勤めるテクノクラートの同窓生らに危機感を感じるであろうことは想像に難くない。読者の中にも、自分の代あたりまではギリギリで会社が守ってくれそうだが、後輩達は辛いだろうなあとなどと思う人が多いのではないだろうか。しかし、見方を変えれば、「対人能力」がありさえすれば、旧来特権階級が得てきた利益に他者がアクセスできうる環境になったとも言える。楠氏は、「それは一部の特権階級にとっては悪夢だけれども、才能ある疎外された人々と多くの消費者にとっては朗報のはずである」と語っている。あくまで可能性であって、土台人並み外れた能力が前提となるのではあろうが、どんな市場にもそうした隙はあるはずで、先行者の既得権益が大きいほど参入し甲斐があるというものだ。

では、個人が会社に頼れない時代になったとして、その代わりに自由な競争社会の風通しがよくなっているのかというと、そうとも言えない。消費におけるマーケティング重視の風潮は明らかになっていると思うが、働く人の就労・所得状況については、格差の拡大や階級の固定化が指摘されている。結果の不平等は避けられないにしても、機会の平等が失われるのは肯けない。永守氏に「やる気で100倍違う」と言われると励まされる。「偉くなるためには勉強しろ」と押し付けられるのは苦痛だが、「どうせ偉くなれないから勉強しても無駄だよ」と言われるよりははるかにましである。

今日で創業6周年。
[PR]
by phasegawa | 2005-07-13 07:13 | issue
頭文字Dが中国で大ヒット中とのニュースを知る。香港映画であるが、実写版ということで、ロケ地は日本、舞台は群馬、主人公はとうふ屋の藤原拓海、だが、その役を演じるのは台湾人で、しゃべる言語は広東語、ヒロインなつきだけが日本人の俳優で鈴木杏。この映画が今、興行収入でスターウォーズを大きく上回っているという。日本では9月公開らしいが、果たして逆輸入されて売れるのかどうか興味深い。
この左端は恐らくイツキ、その隣は藤原文太役であろう。顔も、醸し出す雰囲気も、どうも不思議な感覚だ。イツキの表情なんかいかにも憎めない香港映画キャラである。高橋涼介みたいに滑稽なほどクールな役柄はどうするのか。おそらくは日本人に馴染みのある世界観よりもずっとストレートに熱い感情表現がなされるのではないか。「アジア最高スタッフ」による華流な映像に私達はどう反応するのだろう。
頭文字Dに由来する自社製品をひたすら営業していたのは、丁度5年前の今頃だった。8月は1日も休まず店頭デモに走り回った。バグが取れずに何度もGMを焼き直したり、ユーザの自宅まで出張サポートに出向いたり、自社サイトのBBSで釈明を試みたものの荒れまくるので閉鎖したり、とトラブルだらけだったが、ソフトの企画としては抜群に優れていたと思う。今もってオススメの一品。未だ触っていない人には是非試してもらいたい。
[PR]
by phasegawa | 2005-07-12 22:42 | issue

靖国を考える

あれこれニュースになっている。整理と雑感をちょっとだけ。

◆首相の靖国参拝に反対する人の意見
・首相の公式参拝は国の宗教活動を禁じる憲法違反。
・A級戦犯を首相が崇めるのは他国の支持を得にくい。これでは常任理事国になれない。
・首相は私人であり公人。「内閣総理大臣」と署名までしておいて私人はないだろう。
・軍国主義の象徴。

◆首相の靖国参拝に賛成する人の意見
・国のために進んで命を捧げた戦没者を悲しみ追悼するのは当然のことである。
・東京裁判は勝者の論理。なぜ他国の言いなりにならねばならないのか。
・靖国が違憲なら伊勢参りも初詣も違憲なのか。天皇制や神道と宗教は同列に語れない。
・不戦の誓いの象徴。

昨年年頭の記者会見で、元日の靖国神社参拝に対し中国や韓国が反発していることについて小泉首相は、「戦没者に対する考え方、神社の参拝には日本独自の文化があり、外国にはないかもしれない。こういう点については率直に理解を求めていく。」と語っている。8月の経済界との会合では、「私の政治信条だから、断固として変えない。」日中首脳会談ができる雰囲気にしてほしい、との問いに対し、「靖国とは全然関係ない。私は日中友好論者。向こうも分かっている」とも言っていた。が、その後は事態が思うように進んだのか、進まなかったのか、いずれにしろ歯切れが悪くなった。「ノーコメントではなく、申し上げることがない」、「適切に判断する」といった類の発言で煙に巻いている。(引用:大西先生の小泉語録

賛否の二分法はそのままその人の右左を反映するのだろうか。最近の首相コメントとは裏腹に、首相自身を含めそれぞれの立場は鮮明な印象があり、水と油のように混じりあわずに落ち着いてしまっているように思える。いや、落ち着くというよりネットなどに渦巻く気配はひどく刹那的というか先鋭化しているような気がしてならない。思想というより条件反射というのか。小中学校ではどんな風に教えているのだろう。

ニュースをショーとして見てしまう私のような下衆の感覚としては、実は意外性のある役者の登場を待っているだけかも知れない。たとえば、公式参拝に断固賛成する共産党員や敬虔なクリスチャンや中国人サポーターとか、逆に首相の公式参拝に反対する遺族会の人や護国神社の神主やアメリカの政府高官とか・・・。
[PR]
by phasegawa | 2005-05-31 10:26 | issue

まだ終わらないブログ

総務省は、今年の3月末時点のアクティブブログ利用者は約95万人、SNS参加者は約80万人、これが2年後にはそれぞれ約296万人、約751万人に達すると予測している。
私の場合、なんか流行っているみたいだからという理由で昨年10月にmixiに入り、すぐにブログも始めてみたのだが、この書き込みで102件目になる。半年以上やっているのにコメントもTBもほとんどつかず、ブログ的には寂しい限りなのだが、なぜ続けているのか自分でもよくわからない。ちょっと前の新聞に、最近のブログブームをひそかに支えている、実は意外に大勢いる中高年ブロガー達は、誰も読んでくれなくても一向に気にするところなくせっせと更新を続けている、と載っていたが、私も正にその1人ということになるようだ。
最近仕事で関わっている勉強会の場では、ブログはテクノロジーの進化とともにビジネスを変える画期的なツールとなりつつあるといった論調で話がなされているのだが、当のブログ界では1ケ月ほど続いていた「ブログの終わり」論がほぼ終息した状況となっている。こうしたギャップの間合いを把握しておきたい。俯瞰するエントリとしては、テクノロジーの大衆化プロセスとして捉える視点日本人の趣味志向の反映と視る視点などがあった。終焉論にふさわしく雄弁なブロガーの更新停止の知らせをちょこちょこ見るが、そもそも期間を区切るなりして割り切るからこそ、集中してエネルギーを注げているところもあるかもしれない。ブームの沈静は事実かも知れないが、Finalvent氏のメタ論(その1その2)など読むと、地道に裾野を広げるのではないかと期待を抱きつつ思う。
[PR]
by phasegawa | 2005-05-29 19:02 | issue

トヨタ3期連続最高益

ライバルのGMの業績が悪いからと言って、じゃあ自分は支援するべく米国で値上げするよ、と会長が言うのはどういう業界なんだと思った。過去の貿易摩擦で余程苦い経験をしているということか。多くの株主や同業他社にとっても不可解だったのだろう。今朝の新聞では社長が「支援はしない」と逆の説明に終始していた。
それにしても、売上18兆円、税引後利益1兆円、というのはたいした稼ぎっぷりだ。売上の規模で米国3大メーカーのGM、フォード、ダイムラークライスラーとほぼ肩を並べるものの、純利益はその3社を足してもトヨタにはかなわない。設備投資1兆円の使い道はわからないが、TVCMでは一貫してエコ・カーのブランディングを徹底してきた。モリゾー・キッコロの愛・地球博でもトヨタパビリオンが一番人気だとか。これだけエコのイメージを打ち出されると、なんだかひたすら環境に貢献する企業の印象すらないか。トヨタ車に乗ると、それだけで森林伐採を防ぐための募金活動に応じているみたいな。2004年の国内自動車需要は前年比0.4%増の585万台だったらしい。これは国別ではアメリカに次いで世界第2位の数字。遅かれ早かれ中国あたりの方が上回るようになるのだろう。とりあえずマイカーに縁がない私にとっては、同じ税金でも自動車税やガソリン税は、他の税金より抵抗が少ない。増税しても、他の税が軽減されたり、道路作りに充当する目的税ではなく、空気が涼しくクリーンになるようならむしろその方がありがたいくらいだ。
[PR]
by phasegawa | 2005-05-11 23:21 | issue

AdobeとMacromedia

この機会にちょっと調べてみた。
アドビの2004年11月通期が年商1,667百万ドル、営業利益592百万ドル、純利益450百万ドル、従業員数3,848人。営業利益率36%。1人あたり年商433千ドル/人。
マクロメディアの2004年3月通期が年商370百万ドル、営業利益49百万ドル、純利益41百万ドル、従業員数1,213人。営業利益率13%。1人あたり年商305千ドル/人。
34億ドルという買収額は、マクロメディアの年商の9倍、営業利益の69倍にあたる。両社の四半期毎の売上と純利益の推移がこんな感じ。
b0051385_1183083.jpg
マクロメディアが悪い訳でもないが、アドビの収益性と成長性に比べると見劣りするのは否めない。
アドビの売上の内訳は、最近4年で大きく変わった。セグメント分けが大きく3つになされ、Digital Imaging & Videoが年率3%の減少、Creative Professional が年率8%の増加、Intelligent Documentsが年率27%の増加。直近の2005/2四半期では全体の売上473百万ドルに対し、Intelligent Documentsの売上が185百万ドルと最大のウェイトを占めるまでになっている。売上拡大の主因は企業向けのPDFビジネスいうことになる。まだまだ普及途上という気はするから、鼻息も荒くなるのだろうか。XMLに関する話題はこちらにあった。
ちなみに、昨年暮れにライブドアが230億円で買った弥生が、年商66億円、営業利益25億円、従業員313名で、買収額は年商の3倍、営業利益の9倍だった。(出典:アドビマクロメディア弥生)

ところで、昨年のP&GやAppleに続いてIBMも来月で東証での上場を廃止してしまう。
外国企業がどんどん日本の資本市場から去って行き、20年近く前の水準まで逆戻りになる。ニッポン放送騒動をきっかけに外国企業への株式交換適用を1年遅らせることにしたが、当の外国人も、アドビもライブドアも重宝した同方式による買収を日本企業に対して使うことに関心を失いつつあるようだ。日本の企業の将来性と市場の合理性について悲観されたみたいで淋しい。
[PR]
by phasegawa | 2005-04-21 01:26 | issue

コロコロと

ここ2年ほど付き合いのある方を指して「言うことがコロコロ変わると周囲に評される人」と言及してしまったが、当人にとっては、ごく当たり前のことであったかも知れない。
前例主義の役人仕事であるならばともかく、商売の世界であれば、市場は常に変化し続けているのであり、昨日までの「買い」を今日「売り」と判断できないと負け、ということは何ら不思議な話ではない。ケインズが「美人投票」と称したように、1人の力では動かせないのが市場である。自分の中に確固たる美人像のイメージを持っているか否かはどうでもよく、他人が誰を美人と思うか、で値段が動くのが相場なのだ。気まぐれな人の心理によって織り成された得体の知れない集合であるところの市場を相手にする時、芸能人の素の人間性がどうこうというより、作り上げられ、祭り上げられた虚像に意味を見出さねばならなかったりするのである。昔、仕えた銀行出身の上司も「朝令暮改が俺の本懐だ」が口癖だった。以前、ここの冒頭で書いたのと同様、他人のことを優柔不断のように指摘する時、言っている自分も自問自答する必要があるかと思った。自分自身の優柔不断さに対する自覚の有無もさることながら、自分が他人の判断の変化に振り回されていると感じるとすれば、それは、自分が現実を見極める理性や情報収集力を持ち合わせていないからではないか。世の動きの速さについていけない自身の愚鈍さ故なのではないかと。
[PR]
by phasegawa | 2005-04-16 23:36 | issue

ホリエモン報道 2

先週、出張で浜松の館山寺温泉に宿泊したのだが、私がロビーの一角でPCをいじっていると、宿の土産物屋のおじさん、おばさんらによる大声での堀江談義が聞こえてきた。論調はシンプルで、彼をまったく信用できないというもの。「だいたい顔見ただけで悪い奴だってはぁっきり書いてやんだよなぁ。」「そうそう、外人の手先として言うなりになってるだけなのよねぇ。」「まったく気味悪いわなぁ。あんな奴が出てくるなんてなぁ。騙されちゃいかんねぇ」ビジュアルはどうしようもないか。お茶の間にはこんな感覚もあるのかと新鮮に感じた。オウムに比したり、ヒーロー待望論と見る向きもある。
ニート・ひきこもり・失業 ポータルネット:ヒーロー待望論の不幸な結末

ひな祭りの日のLF社員一同の声明文。他の言い方はなかっただろうか。
企業価値とは、「先輩たちから伝承されてきた放送人としての精神」で、「それは、『リスナーのために』です」って、いくら聴取率が高いLFであっても今回の論争の中に出てくる材料としては、どうも頼りない感じだ。株主の権利は置いておくにしても、放送局の権益と視聴者利益だけを考え直す意味でも、LFは一度LDの子会社になってみた方が緊張感が走っていいのでは、と思ってしまった。マスコミ論としてはこちらが参考になった。
カトラー:katolerのマーケティング言論:絶望して去る人と絶望もできずに徒党を組む人々
VIDEONEWS BLOG:堀江氏の会見について思うところ

企業買収については、買手=悪者と即断するなと語る、2日の日経での永守氏の見解にまたも共感した。
kichanのトレード日誌:企業買収を問う

明日はCXによるTOBの応募締切日。
[PR]
by phasegawa | 2005-03-06 22:45 | issue

JTの希望退職

1週間以上経過しただが、JTの希望退職募集に計画を65%上回り、従業員数の35%にあたる5,796人が応募したそうである。率直なところ、社員の3人に1人が減ってもまわる会社であるからには、よほどラクな仕事だったのだろうと思わずにはいられない。希望退職に伴う特別損失が2,060億円、退職後のコスト削減効果が年間550億円、と発表しているので、各々割り算すると、退職者の平均給与は9,489千円で、平均割増退職金は35,542千円ということになる。ん~、いい会社だ。

昨年末に風邪をひいて以来私は煙草をやめているが、それはさておきJTも脱煙草屋を宣言し、医薬、食品を新たな事業ミッションに加え、環境問題や社会貢献活動にも取り組むブランディングカンパニーを目指しているようだ。希望退職大幅増により短期的には業績は下方修正だが、長い目でみると、ブランディングがますます強化されて、よかったよかった、ということになるのだろうか。よくわからないけど。

退職と言えば、外資金融で働く妻によれば、社員の首切りはやはり日常茶飯事らしい。ある日唐突に、「○○さん、ちょっと・・・」と別室に呼ばれ、「これだけの条件を出すから、ここにサインして30分以内に荷物まとめて出て行ってください。残りの荷物は後で自宅に送ります。サインしない場合は、もっと条件が悪くなるでしょう。」というシーンになるそうだ。あまりにも日常的なので、解雇を告げる方も受ける方も実にサバサバしたものだとか。私が働いてきた日本企業でも減給・降格、まれに解雇もあるが、さすがに日常的とは言いがたい。どちらのカルチャーも一長一短であるが、どんな会社に勤めようが、いまどき会社に一生ぶらさがっていようと思って本当にぶらさがり続けていられるのは、よほどのブランディングカンパニーでないと難しいのではないか。

私は、勤め先に不満があったり、上司よりも自分の方ができると思ったら、さっさと辞めたらいいという考えであり、辞める選択を真剣に検討せずに不満を同僚との愚痴や陰口で解消しようとするのが一番嫌いだ。憂さ晴らしのエネルギーがあるなら、新天地を見つけることに集中するか、現状を自分の力で変える努力を試みたい。

ただ、個人で会社と交渉するには、意気込みだけでは空回りしかねなくて、ある程度の器用さやしたたかさも求められる。外資で首にされる場合、解雇は覆らなくとも、訴訟をおこした方が退職金が上がる場合が多いらしい。外国人社員はすぐに会社を相手取って訴訟をおこすが、日本人は物解りがよく、訴訟までする人は滅多にいないそうだ。私達は、したたかであることがカネになると解っていても、それを選ばないことも多いのである。
[PR]
by phasegawa | 2005-02-26 19:34 | issue