長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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2005年 05月 31日 ( 1 )

靖国を考える

あれこれニュースになっている。整理と雑感をちょっとだけ。

◆首相の靖国参拝に反対する人の意見
・首相の公式参拝は国の宗教活動を禁じる憲法違反。
・A級戦犯を首相が崇めるのは他国の支持を得にくい。これでは常任理事国になれない。
・首相は私人であり公人。「内閣総理大臣」と署名までしておいて私人はないだろう。
・軍国主義の象徴。

◆首相の靖国参拝に賛成する人の意見
・国のために進んで命を捧げた戦没者を悲しみ追悼するのは当然のことである。
・東京裁判は勝者の論理。なぜ他国の言いなりにならねばならないのか。
・靖国が違憲なら伊勢参りも初詣も違憲なのか。天皇制や神道と宗教は同列に語れない。
・不戦の誓いの象徴。

昨年年頭の記者会見で、元日の靖国神社参拝に対し中国や韓国が反発していることについて小泉首相は、「戦没者に対する考え方、神社の参拝には日本独自の文化があり、外国にはないかもしれない。こういう点については率直に理解を求めていく。」と語っている。8月の経済界との会合では、「私の政治信条だから、断固として変えない。」日中首脳会談ができる雰囲気にしてほしい、との問いに対し、「靖国とは全然関係ない。私は日中友好論者。向こうも分かっている」とも言っていた。が、その後は事態が思うように進んだのか、進まなかったのか、いずれにしろ歯切れが悪くなった。「ノーコメントではなく、申し上げることがない」、「適切に判断する」といった類の発言で煙に巻いている。(引用:大西先生の小泉語録

賛否の二分法はそのままその人の右左を反映するのだろうか。最近の首相コメントとは裏腹に、首相自身を含めそれぞれの立場は鮮明な印象があり、水と油のように混じりあわずに落ち着いてしまっているように思える。いや、落ち着くというよりネットなどに渦巻く気配はひどく刹那的というか先鋭化しているような気がしてならない。思想というより条件反射というのか。小中学校ではどんな風に教えているのだろう。

ニュースをショーとして見てしまう私のような下衆の感覚としては、実は意外性のある役者の登場を待っているだけかも知れない。たとえば、公式参拝に断固賛成する共産党員や敬虔なクリスチャンや中国人サポーターとか、逆に首相の公式参拝に反対する遺族会の人や護国神社の神主やアメリカの政府高官とか・・・。
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by phasegawa | 2005-05-31 10:26 | issue