長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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2005年 01月 07日 ( 1 )

『希望格差社会』

ああキャッチーだという印象があり、Amazonのレビューで確認してから購入。特に1995年頃以降、日本社会のリスク化、二極化が進んだ結果、将来の自分の職業、所得、結婚などの選択に希望を持てなくなったり、目をそむけようとしたりする人が増えた。増加するフリーターや引きこもり、自殺者の数字をはじめ、雇用や家族、所得のデータやインタビュー調査にそれらが反映されている。暗澹たる現実をしっかり見据えた上で、個人の能力開発の機会を公共的にも補うべきとする。
実はこの本、買ったばかりなのに今朝の大江戸線の車中に置き忘れて失くしてしまい、最後の公共的施策の提言内容が何だったかいまいち記憶に残っていない。だが、多くの読者も政策に何を期待するかの話よりは、「努力が報われない社会」という絶望的な指摘にまずは慄然とさせられるのではないか。嫌な世になったものだと嘆くのか、自分はまだましなほうと安堵するのか。なにくそと奮起するのか、身分相応でいようと自戒するのか。他人の頑張りも挫折もなかなか推し量れず、希望を持てよ、と強要できるものでもないのだろうが、せめて自分においては欲張ることを恐れないでいたい。
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by phasegawa | 2005-01-07 05:19 | review