長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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スイカを買う

導入されてもう4年経つSuicaを先週漸く新宿駅で初めて買った。でも、本当は買いたくなかった。イオ・カードを買いたかったのだが、売ってなかったのだ。イオ・カードは今年の3月に発売中止になり、残った在庫分だけが時々どこかのJRの駅で買うことができていたのだが、新宿では買えなくなってしまっていた。

財布から出す手間が省けるとはいえ、Suicaに魅力を感じてはいなかった。例えばこんなところ。

・イオ・カードよりぶ厚い。財布がかさばる。
・いくら使ったのか、 残金がいくらあるのかわからない。
・2000円のSuicaでも、500円のデポジット。
・デザインにバリエーションが無い。
・Suica専用改札口を次々に設置するJRのやり方に高慢さを感じた。

イオ・カードの登場は便利と思った。気まぐれな私は、電車に乗った後で目的地を変えることがあるので、乗る前に降りる駅を決めなくてよい仕組みがありがたいと思った。次の段階はイオ・カードとメトロ・カードの共通化だろうと思っていたのに、来年1月でイオ・カードは使用不能になるらしい。導入から15年の歴史であった。

Suicaは既に多くのキオスク、コンビニ、レストラン等で使用可能になった。ビットキャッシュとかエディとかお財布ケータイとかの電子マネーを使いたいとはさっぱり思わなかったが、ポイント&マイレージ全盛でカードは否応無く増殖している。銀行のキャッシュカードとクレジットカードが一体になりつつあるが、これが兼Suicaになる。JALカードSuicaは既にある。ビックカメラのポイントカード兼VISAカードを私は使っていたが、これも来年には兼Suicaになるらしい。いずれ地下鉄の改札口もSuica式になるのだろう。

思い起こせば、今の自動改札口は人が通る都度、ピッ、ピッ、ピッ、という電子音が鳴っているが、私がガキの頃の有人改札口では、切符を切るカチ、カチ、カチという音が鳴り響いていた。駅員の人はなぜか皆、常に鋏をカチカチさせていて、10回のカチカチに1回程度の割合で客から切符を受け取って実際に鋏を入れていた。私は、駅員に切符を渡さずに自分が差し出した切符に直に鋏を入れてもらうのが息のあった連携技みたいで好きだった。あたり一面に散らばる鋏で切られた切符の紙片、駅ごとに異なっている鋏を入れた時の切り口、ぶっきらぼうな駅員、ひっきりなしのカチカチ、、いずれも今では接することがほとんどないが、かつて鉄道少年だった私には印象深い光景だった。
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by phasegawa | 2005-11-05 18:47 | diary