長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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気になる言葉

今朝のNIKKEIプラス1の「何でもランキング」。
自分でも使ってしまっているのは○、自分では使わないが聞いて抵抗が少ないのは△、大いに抵抗を感じるのは×をつけてみる。

1. 「○○でよろしかったでしょうか」 ○
2. 「○○円からお預かりします」 ○
3. 「私って○○じゃないですか」 ×
4. 「○○のほう」 ○
5. 「私的には」 ○
6. 「ゲロうま」 △
7. 初対面なのに友達のような口調 △
8. 語尾を上げる話し方 ×
9. 「うざい」 ○ 人に面と向かっては使えない。
10. 目上の人に対する「ご苦労さま」 ×
11. 「お名前さまいただけますか」 ×
12. 否定を伴わない「全然○○」 ○ 「とても」も昔は否定を伴っていたらしい。
13. 「○○なくない?」 △
14. 「きもい」 △
15. 「てゆーか」 ○
16. 「やばい」 △
17. ら抜き言葉 ○ 「信じれる」は使わないが、「見れる」、「着れる」、「起きれる」などは使う。
18. 「ぶっちゃけ」 △
19. 「ビミョー」 × ネガティブな意味でばかり使われると面食らう。
20. 「きしょい」 ×
20. 「むかつく」 ○

他に私が気になるのは-
・「○○みたいなー」 ×
・「ゲキ○○」、「バリ○○」、「マジ○○」 △
・「○○すぃー」 ×
・(社内で使う)「弊社」 ×
・(電話がかかってきた際に)「今、お電話、大丈夫ですか」 △
・(こちらから電話した際に)「折り返しかけ直します」 × うっかり言いがち。

気になる言葉に共通項を探して気付くのは、自分の意見を明確に言い切ることを避け、できるだけ他人とコンセンサスを得ようとする心理である。「お弁当、温めますか。」とするよりも、「お弁当のほう温めますか」とすることで、弁当そのものを断定しない。「私としては」よりも「私的には」とすることで私色を薄める。「みたいな」、「な感じ」、「とか」も断定・特定を避けている。「ビミョー」、「ボチボチ」、「so so」などは、YESかNOの旗色をぼかす表現だ。「てゆーか」でも、相手の意見に賛成とも反対とも表明することなく、自分の意見を通そうとしている。自分の意見に自信がないというよりも、他人と決定的に対立する図式を避けたいのだと思う。「じゃないですか」や「なくない?」になると、最初から自分を相手に認めてもらおうとする気持が強引で、たぶんに甘えの感情も強そうだ。銀行マンがよく使う「ご承知の通り」にも似ている。

断定して言い切る調子を避ける表現は、その対象物をオブラートに包み奥ゆかしさを出す効果もあり、丁寧な印象を生むことは確かと思う。敬語を意識するあまり、「のほう」を乱発したり、「○○円、お預かり」の代わりに「○○円からお預かり」を使いたくなる気持もわからなくはない。

「よろしかったでしょうか」については、私の場合その発展形として電話の際に「○○さんはいらっしゃったでしょうか」とやるので、よく周囲の人々に変だ変だと注意されている。
私の言い分はこうだ。電話を受けた相手は、その時点ではこちらが電話で話したい相手が近くにいるかどうかを把握していない可能性があり、思い出すか探さなくてはならないかも知れない。こちらの目当ての人物を電話を受けた相手が確認するまでの「時間」に対して敬意を表し、「どうでしょう、いましたか、いませんでしたか」という問いかけのニュアンスを出すのが「いらっしゃったでしょうか」なのである。同様に「よろしかったでしょうか」においても、相手に「よろしいか、よろしくないか」の判断をしてもらう一時をこちらが待つ気持を込められるという意味において私は違和感はないのである。

ただ、これには他の説もある。過去形を使った方が丁寧な表現になる場合があるという英文法の知識を拡大解釈している説、私が20台前半にドブ板営業マンに徹していた福岡時代に「○○ったぃ」、「○○しよっと」といった具合にやたら語尾がタ行で終わる博多弁に変に影響を受けてしまったとする説である。実際のところ、福岡人からも「『いらしゃったでしょうか』なんちしろしか~(うっとうしい)」と馬鹿にされていた。
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by phasegawa | 2005-10-01 23:45 | issue