長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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AdobeとMacromedia

この機会にちょっと調べてみた。
アドビの2004年11月通期が年商1,667百万ドル、営業利益592百万ドル、純利益450百万ドル、従業員数3,848人。営業利益率36%。1人あたり年商433千ドル/人。
マクロメディアの2004年3月通期が年商370百万ドル、営業利益49百万ドル、純利益41百万ドル、従業員数1,213人。営業利益率13%。1人あたり年商305千ドル/人。
34億ドルという買収額は、マクロメディアの年商の9倍、営業利益の69倍にあたる。両社の四半期毎の売上と純利益の推移がこんな感じ。
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マクロメディアが悪い訳でもないが、アドビの収益性と成長性に比べると見劣りするのは否めない。
アドビの売上の内訳は、最近4年で大きく変わった。セグメント分けが大きく3つになされ、Digital Imaging & Videoが年率3%の減少、Creative Professional が年率8%の増加、Intelligent Documentsが年率27%の増加。直近の2005/2四半期では全体の売上473百万ドルに対し、Intelligent Documentsの売上が185百万ドルと最大のウェイトを占めるまでになっている。売上拡大の主因は企業向けのPDFビジネスいうことになる。まだまだ普及途上という気はするから、鼻息も荒くなるのだろうか。XMLに関する話題はこちらにあった。
ちなみに、昨年暮れにライブドアが230億円で買った弥生が、年商66億円、営業利益25億円、従業員313名で、買収額は年商の3倍、営業利益の9倍だった。(出典:アドビマクロメディア弥生)

ところで、昨年のP&GやAppleに続いてIBMも来月で東証での上場を廃止してしまう。
外国企業がどんどん日本の資本市場から去って行き、20年近く前の水準まで逆戻りになる。ニッポン放送騒動をきっかけに外国企業への株式交換適用を1年遅らせることにしたが、当の外国人も、アドビもライブドアも重宝した同方式による買収を日本企業に対して使うことに関心を失いつつあるようだ。日本の企業の将来性と市場の合理性について悲観されたみたいで淋しい。
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by phasegawa | 2005-04-21 01:26 | issue