長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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コロコロと

ここ2年ほど付き合いのある方を指して「言うことがコロコロ変わると周囲に評される人」と言及してしまったが、当人にとっては、ごく当たり前のことであったかも知れない。
前例主義の役人仕事であるならばともかく、商売の世界であれば、市場は常に変化し続けているのであり、昨日までの「買い」を今日「売り」と判断できないと負け、ということは何ら不思議な話ではない。ケインズが「美人投票」と称したように、1人の力では動かせないのが市場である。自分の中に確固たる美人像のイメージを持っているか否かはどうでもよく、他人が誰を美人と思うか、で値段が動くのが相場なのだ。気まぐれな人の心理によって織り成された得体の知れない集合であるところの市場を相手にする時、芸能人の素の人間性がどうこうというより、作り上げられ、祭り上げられた虚像に意味を見出さねばならなかったりするのである。昔、仕えた銀行出身の上司も「朝令暮改が俺の本懐だ」が口癖だった。以前、ここの冒頭で書いたのと同様、他人のことを優柔不断のように指摘する時、言っている自分も自問自答する必要があるかと思った。自分自身の優柔不断さに対する自覚の有無もさることながら、自分が他人の判断の変化に振り回されていると感じるとすれば、それは、自分が現実を見極める理性や情報収集力を持ち合わせていないからではないか。世の動きの速さについていけない自身の愚鈍さ故なのではないかと。
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by phasegawa | 2005-04-16 23:36 | issue