長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
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ロンドン訪問

5回目のブックフェアに顔を出すために1年ぶりに3泊してきた。秋のフランクフルトと違い、規模が1/3程度で移動も少ないので30件のアポイントも回りやすかった。加えて、今回は初めて当社社員と一緒だったので、事前のスケジュール調整も下調べも営業資料作りも全部彼女まかせ。お湯が安定して出ない二ツ星ホテルや暇をもて余すソウルでのトランジットというやや過酷な条件下だったが、お蔭で私は大助かりだった。
海外の出版物に接し、それらを作った連中と話をするのは刺激があっていい。日本であれば200ページ、定価1,400円程度にサラッと軽くまとめてしまうような話を、大量の文章と緻密な編集で1,000ページの本にじっくりと仕上げていたりで、安直な固定観念に陥りがちな当方の発想を反省させられる。逆に、言語が違ったところで、同じ世界の人間同志。ヒトが今何を求めているのか、それを察して次の出版のテーマとして何を追っかけるのか、結構似たり寄ったりの思考をしていることにも気付かされる。昨年、当社でよく売れた翻訳書の原書は、デザイン博物館内のショップに沢山山積みされており、今もよく出ているそうだ。当社のオリジナル製品も書店の店頭にしっかり並んでいた。所沢の倉庫からはるばる長い船旅を経由してイギリスまで辿り着いた本達に、彼の地の創業100年の老舗や流行店、美術館で出会うのは感慨深かった。
しかし、もっと売るためには、こちらのスキルがまだまだ足りない。外国人の顔馴染みが増えたのは結構なのだが、たとえば私は挨拶ひとつ覚束ない。抱き合って両頬にキスするやつである。さしあたってあれを克服するのが課題か。誰か練習相手になってくれまいか。
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by phasegawa | 2005-03-16 23:52 | diary