長谷川新多郎の備忘録。最近は写真中心。


by phasegawa
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

FAMILY DAY

姉が勤めるアメリカの医療品メーカーが催した、FAMILIY DAYと称する社員の家族をオフィスに招くイベントに誘われて一家で遊びに行く。イベントの柱はこんなところ。
1)自分のオフィスのデスクを家族に紹介できる
2)カフェテリアで0-12歳の子供にクレヨンと色紙を支給してお絵描き大会
3)カフェテリアでサンドイッチ、お菓子食べ放題、ジュース飲み放題
4)自社製品の安価販売
5)自社製品試供品配付

娘達は25色のぺんてるくれよんをもらえた時点ですっかりご満悦で、ひたすら書きなぐることに夢中になっていた。

こういう家族と企業とのコミュニケーションの舞台を用意することにかけては、アメリカ企業の方が洗練されているように思う。芯から明るく、押しつけがましさがないので、社外の人間にとっても気後れするところがないのだ。会場の一角では「我が社は常に消費者、従業員、地域社会、株主のために最高位の責任を果たしてきた」云々の誇り高きPRビデオがエンドレスで流され続けてはいるのだが、そのさりげなさがなんとも大人なのである。これが日本企業の場合だと、よく言えば真剣ということになるのだが、もっと業務の一貫の観が強くなり、愛社精神が一途に昂揚、何かにつけ社員の忠誠度が試される空気になる気がする。

ところで、日本にしろ外国でにしろ、個人が家族と企業とをどう両立させ得るかについて、模範回答があるかというと必ずしもそうは言えないように思う。
仕事に没頭した人間が家族のことは二の次ぎになり、結果として家庭崩壊を招くことはあらゆる世界でありうる話ではないか。仕事のできる男は家庭でも良き一家の主である、という定説はあるようだ。しかし、では良きパパでありさえすればタフなビジネスリーダーになりうるかと言うとそんなことはない。

ただなんとなく思うのは、企業の金の使い道として、単純に給与として支出する代わりにその金を託児施設等子育てのための福利厚生に投じることで、より優れた人材を引き付ける上で有効となるケースは存外多いのではないかということだ。環境さえ整うならば子供が欲しいが現状では作れないと考えている人は世に結構多いのではないだろうか。
[PR]
by phasegawa | 2004-11-23 23:20 | diary